群馬の高速バス事故は誰が悪いのか?

GWも後半。関東地方は、やっと天候が回復するようですね。

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4月29日に起きた高速バス事故に関して。
まずはお亡くなりになった方のご冥福をお祈りしたいと思います。

しかし、なんともやるせない事故でした。

〔産経Newsより〕——-
Title:関越自動車道で大型バスが側壁に激突 7人が死亡
29日午前4時50分ごろ、群馬県藤岡市の関越自動車道上り線の藤岡ジャンクション付近で、金沢市から東京に向かっていた高速バスが側壁に激突した。
高崎市等広域消防局によると、バスは前部がつぶれ、運転手、乗客45人のうち7人が死亡、9人が重傷、29人が軽傷。県警高速隊が詳しい事故原因を調べている。
〔引用ここまで〕————————–

まず持った印象は、「居眠りか。呆れた運転手だ」といったところではないでしょうか(代表はそうでした)。

しかし、捜査が進むにつれ、
・単独運転体制だった
・運転手はそのルートを走るのは初めてだった
・運転手は休日には内装業のアルバイトをしていた⇒運転手が本業というわけでもなく、日雇い運転手状態だった
・主催会社陸援隊は「なんら落ち度はない」と主張していた(by社長)⇒違反項目多数判明

といった状況です。

ちなみに、テレビでバス運転手の覆面座談会が催されているのを見たのですが、
競走の激化により自由化前より、収入は・・・
「200万円は下がった」(Aさん)
「300万円台だ。食べていけない」(Bさん)
「300万台ならまだいい。自分は200万円台だ」(Cさん)

これじゃ、アルバイトするなというのもムリがある気がしますね。

ちなみに競争が激しすぎて、高速バスツアーの主催会社もろくに利益が出ていない会社が多い様子。

今後、運輸省でも連続運転時間の制限など、ガイドラインを引き締める方向で検討がなされているようです。
しかし、今回は特に被害が大きかったものの、これまでにも高速バスの事故は頻繁に起きていました。

今回の大事故は予見できたはずなのに、7人もの人が亡くなり、多数の重傷者が出たのは、

・自由化して後、対策を怠った国なのか
・安値で集客するビジネスモデルを打ち出し、追随した企業なのか
・このような状況でも勤務、運行を請け負った運転手なのか
・低料金のサービスを有難がって利用した乗客なのか

考えさせられてしまいます。

マーケティングの世界には、Price-sensitivity measurementという分析手法があります。

 1.高すぎて買う(利用する)気にならない金額
 2.高いとは感じるが、ここまでなら出してもいいと感じられる金額
 3.リーズナブルと感じる金額
 4.安すぎて商品やサービスのクオリティが不安に感じられる金額

これらの指数の関係性から適正価格を導き出すという考え方なんですが、
今の日本は、4の数値が限りなくゼロに近い人、またはゼロそのものを挙げる人が多いような気がします。

確かに「同じサービスなら安いに越したことはない」と思います。

実は、そんな考えがじわじわと自分の首を絞めているのかも知れない、
と思える一件でした。

LCC(低価格航空サービス)は大丈夫なんでしょうか。
まさか、パイロットが単独で飛行するということはないと思いますが。

行き過ぎたロープライスは考えものなのかも知れませんね。

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「群馬の高速バス事故は誰が悪いのか?」への2件のフィードバック

  1. 書き記して以後、「ガードレールが整備されていればあるいは助かったかも」というコラムもみかけました。
    確かにその通りですね。

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